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8/23・24の薬害根絶デー・民医連のつどいに参加して

入社6年目にして初めて、薬害根絶デーに参加しました。開催地は東京。空は曇っていましたが、蒸し蒸しとした暑い日でした。

今まで、新薬と言っても、ヤコブ=狂牛病のような病気、サリドマイド=アザラシ肢症といった教科書上での浅い知識しかなかった私は、この機会を得て、自分の無知を恥ずかしく思うと同時に、参加してよかったと強く感じました。

集会には、我々薬剤師や薬学部の学生だけでなく、弁護士や法学部の学生、薬害被害者の方など多くの方が参加していました。

8/23のワークショップでは、実際に新薬ヤコブの被害者家族(原告)の方の話を聞くことができました。薬害ヤコブは潜伏期間が長く、未だに発症者がお り、決して過去のものではないこと、原因もわからないまま病状がどんどん進んでいく恐ろしさを知りました。脳の手術という大きな山を乗り越えたのに、やっ と穏やかに暮らせると思っていたのに、なぜ?? 家族のやるせない思い、生の声の叫びが、痛いほど胸に響きました。

翌日8/24の民医連のつどいでは、前日より多くの民医連の奨学生が参加していました。
サリドマイドの被害者の方の話を聞き、その方の日常生活のビデオが流れました。四肢に障害があるにもかかわらず、料理も化粧も車の運転も、何から何まで器用に自分一人でやっている姿に衝撃を受け、五体満足の自分が、いかに日々甘えているかを恥ずかしく感じました。

どの被害者も訴えるのは、日本の政府や製薬会社の対応の遅さ、ずさんな対応により被害が拡大してしまったということ、利益や名誉ではなく第一に人間の命を考えて欲しい、他人事として考えないで欲しいということでした。

薬剤師として日々生活している中で、薬害について触れる機会はあまりありません。しかし、どんな薬にも副作用はあります。医師・薬剤師、そして薬を信用してくださっている患者さんのためにも、我々はどんな訴えにも耳を傾けていかなければならないと改めて感じました。

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